Google Cloudのウェビナー『Google流、理想的なCI/CDを導入するための考え方とその実践』を視聴した
はじめに
先週に引き続き、本ウェビナーシリーズの第3回『Google流、理想的なCI/CDを導入するための考え方とその実践』を視聴した。
このシリーズは『Google Cloud で実現するモダンなアプリケーション開発』というもので、下がそのサイトである:
今回はプライベートの都合でリアルタイムでの視聴はできなかったので、後でYouTube動画を見返すことになった。
タイトルと概要からなんとなく察していたけど、ややビギナー向けな感のある内容だったので、個人的には結果としてよかったと思う。
さくさく飛ばして、GKEの自動デプロイ機能のデモと、気になった質疑の内容を中心に視た。
所感
- GKEの自動デプロイ機能はとても楽そう
- DORAのDevOps Quick Checkは、まあ、やってみる価値はあるかも
GKEの自動デプロイ機能
3月に発表された下の記事の機能のデモがあった:
Cloud Buildか、と思いながらスルーしていたので、今回見れてよかった。
見ていると本当に簡単そうだった。
作られるデプロイパイプライン:
- GitHub -> Google Cloud Source Repositoryにミラーリング
- Cloud Buildでビルド
- Dockerイメージをビルド
- GCRにpush
- 新しいManifestファイル作る
- GKEにManifestを適用
ちょっと試してみようと思ったが、そのままではGitHubリポジトリやBitbucketリポジトリに選択肢が現れなかった。
たぶんこの辺りの設定が要るのかな、と思う:
- GitHub でのビルドの実行 | Cloud Build のドキュメント | Google Cloud
- Bitbucket リポジトリのミラーリング | Cloud Source Repositories のドキュメント
私の関わる現場では別のCI/CDツールと組み合せたりしているけど、Cloud Buildだけで済ませるのもシンプルでいいかなと思った。
DORAのDevOps Quick Check
動画の最初の方で紹介があった。
https://www.devops-research.com/quickcheck.html
これである。
アンケート形式で5つの設問に答えると、自分の現場のソフトウェア・デリバリーのパフォーマンスが業界平均と比べてどのくらいかというのがわかる。
DORAというのは、DevOps Research and Assessmentの略で、Google内にそういうチームがあるそうだ。
Q&A抜粋メモ
気になったやつだけ。
- Q) Artifact Registry使ったほうがいいの?
- A) まだβなので、商用環境での利用はお待ち下さい
- Q) GCRで、開発環境のレジストリと本番環境のレジストリ、どっちかに寄せたい気もするが、分けた方がいいのか、ポリシーはある?
- A) 金融系の案件などで分ける事例もあれば、まとめる事例もある。自分らの都合に合わせてよしなにやってくれ。
- Q) Argo CDじゃないとできないことあるの?
- A) リポジトリ監視して同期するような仕組みができない
以上。