progrhyme's tech blog

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Tour of Scalaを一巡りした

Tour of Scalaとは?

Tour of Scalaは、Scala公式サイトで提供されているScala初学者向けのチュートリアル的教材コンテンツです。
Golangの「A Tour of Go」のようなものですね。

Motivation

これに取り組んだ大きな理由としては2つあります。

  • Scalaが最近、身近でよく使われる言語になった。
  • 関数型言語をイチから学んでみたかった。

前者については、自分自身がScalaのコードを書く機会は今のところほぼないのですが、書けるようになれば話は変わってくるかもしれません。

後者については、意識して取り組んでいたのは、かつて大学の授業でSchemeを触っていた頃ぐらいでしょうか。
他にも、例えばRubyを書いていて知らず知らずの内に関数型プログラミング的なアプローチを取っていたことはあるかもしれませんが、どういうのがそれなのかと聞かれると明言しかねる状態です。

然るに、関数型プログラミングはやはり大きなパラダイムであるので、これを学んでおくことは今後も必ず役立つだろうと思いました。

どのように取り組んだか

Scala開発のための環境構築ログはこちら
IntelliJ IDEAでワークシートを作り、コードを貼って動作確認することが多かったです。

3/21〜24の4日間でTourを一巡し終えました。

以下は初学者向けのお役立ち情報です:

所感

Scalaについて、まだ機能の全貌は掴めていませんが、implicit機構など想像以上にパワフルな言語であることはわかりました。
一方で、LL並に簡潔に書けるような省略記法やシンタックス・シュガーがあることもわかりました。

関数型プログラミングについても、主要な登場人物らしき方々(第一級オブジェクトとしての関数、高階関数、カリー化、…)は現れたので、さわりぐらいは掴めたのかなと思います。

ただ、Tourを一巡しただけでは、特に関数型プログラミングについては学び足りないと感じました。

今後

そこで、上にも挙げたドワンゴのScala研修テキストの中で紹介されていた『Scala関数型デザイン&プログラミング』を購入することにしました。
こちらは、Kindle版だと50% OFFで購入することができました。

Scala スケーラブルプログラミング』(通称、「コップ本」)でないのはなぜかというと、どちらかといえば、Scalaよりも関数型プログラミングの方を学びたいからです。

関数型プログラミングを学ぶ上では他にも良書がありそうですが、ひとまずはScalaの学習も兼ねて、こちらの本で勉強を進めようと思います。