progrhyme's tech blog

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Engineering Manager Meetup #2 に行ってきた

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はじめに

昨晩、こちらのイベントに初めて参加して来ました。

会場はWantedlyさんでした。
レセプション兼プレゼンテーションスペースですかね(?)
おしゃれで広々としたカフェのような雰囲気のスペースで、いい感じでした。

前回、このシリーズの最初のミートアップは9/25に開催されたようです。*1
その時はスルーしてしまったのですが、イベント後にタイムラインやはてブなどで反響を見て、「次回はぜひ参加しよう」と思っていました。

オープンスペース(テクノロジー)

今回のミートアップでは、前回と同様に オープンスペース形式 で議論が行われました。
私はこのオープンスペース形式について知らなかったのですが、下のようなものだそうです。

オープンスペースとは、各自が喋りたいテーマを持ち寄り、その中からテーマと進行役(セッションオーナー)を選出し、各グループに分かれて自由に発表、議論、雑談などを行うイベント形式です。

セッションオーナーはあくまで進行役、その時間の枠で何をするかを決めるだけで、そのテーマについて必ずしも詳しい必要はありません。(Meetup #6 GraphQL Tokyo Summerより一部引用)

オープンスペーステクノロジー(Open Space Technology)を略して OST と記すこともあるようです。

Wikipediaによれば、1985年にハリソン・オーウェン氏によって提唱された議論の手法とのこと。
http://openspaceworld.org/ という、英語など複数の言語に対応したサイトもあります。

OSTセッションのテーマ

Connpassのタイムテーブル通りですが、2回ほどOSTのセッションを行いました。
その場で参加者からテーマを募り、以下について議論されることになりました。

第1回OST:

  • 管理者の育成
  • エンジニアの文化づくり ... ★筆者が発案
  • 評価
  • アジャイル開発と目標管理
  • テックリードの育成
  • お前ら(= Engineering Managers)の未来

第2回OST:

  • お前らの転職
  • エンジニアリングマネジメントの勉強法 ... ☆参加
  • ジュニア採用
  • レガシーマネジメント改善
  • お前らの給料
  • 1-on-1どうよ?

色々と、興味を惹かれるトピックが並んでいるのではないでしょうか。

私は第1回のラウンドで「エンジニアの文化づくり」というテーマを提案してファシリテーターを務め、2回めは「エンジニアリングマネジメントの勉強法」というテーマの議論に参加しました。

参加したディスカッション

第1回OST - 「エンジニアの文化づくり」

これは最近、私の頭を悩ませている大きな課題の一つなのですが、その場に集まった6人(除く私)の中には「全く同じテーマを考えていた」という人も2名ほどいて、なかなか普遍性のあるテーマのようです。
とはいえ、各人属する組織の規模も違えば、「文化」に対する捉え方や、文化を作る目的も異なり、その辺りで多少議論の方向性に戸惑うこともあったように思います。
しかし、それら違いを知るのも新鮮であり、同じ組織の中に属し、同じ課題意識を共有する者同士で議論するよりも、オープンな議論ができたような気がします。(どちらが良い、悪いということではありませんが。)

議論のアウトプットとしてのホワイトボードの板書はこんな感じでした。

これだけ見てもわかりにくいと思うので補足をすると、話題としては以下のように推移しました:

  1. 組織の規模と文化の必要性について
  2. そもそも、文化とは何か?
  3. ミッションと文化、会社の文化とエンジニア文化の関係
  4. 文化を決めた後、どうすると行動が文化に従って変化するのか
  5. なぜ文化を作るのか

結論らしい結論は出ず、30分は瞬く間に過ぎてしまいました。

有意味な議論はできたと思いますが、ファシリテーターとしては力不足を感じました(汗)
みなさんが勝手に議論を進めてくれたおかげで助かったのですが、次回以降で機会があれば、もう少しは上手くやりたいものです。

…というか、イベントに参加した時点ではファシリテーターをするなんて全く考えてなかった。。

第2回OST - 「エンジニアリングマネジメントの勉強法」

私が現職で今のチームのリーダーをやることになったのは今年の4月のことです。
それまでも小規模なチームのリーダーを務めたことは何度かありましたが、評価者になって、メンバーと1 on 1を実施するようになったのは今回が初めてです。
そんなわけで、エンジニアリングマネジメントをいかに学ぶか、ということについては人生で今以上に関心を持っていた時期はありません。

このトピックには私を含め5名の人々が集まったのですが、どうやら私のように「エンジニアリングマネジメントを学びたい」という人が多く集まったようです。
どの人もマネージャーになって1年未満ということでした。

最終的に、ホワイトボードの板書は下のようになりました。

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勉強法としては以下のような方法が挙げられました:

  • 書籍
  • マネジメント研修
  • 上長から学ぶ
  • EM, TL間でノウハウ共有
  • メンバーからのフィードバック
  • 結論 「EM Meetupに来続ける」

結論としては、EM Meetupに相応しいものが出てきたので、その点は良かったです(笑)

一方で、その場で思いついたのですが、「会社間で1 on 1やっても面白いんじゃない?」と思いました。
これについては、他社でノッてくれる人がいたら真剣に考えてみたい気がします。

その他、感想

OSTの他のセッションも面白そうで、その場でしか聞けないような話も色々とあったのだろうと思います。
オフラインで参加することにとても意義があるミートアップだと思いました。

ミートアップ自体は予定通り21時ごろに終わりました。
懇親会にも最後まで参加しましたが、そちらでも面白い話を聞くことができました。
考えてみると、いつもの技術系勉強会よりも職種的に人と話すことに慣れている人が多いためか、話し上手の人が多かったように感じました。

終わりに

以上、昨晩参加したEngineering Manager Meetup #2について書きました。

大変学びのある会だったので、次回以降も都合がつけばなるべく参加したいと思います。

ありがとうございました!!

関連エントリ

脚注